【購入・感想】「京都寺町三条のホームズ」京都を舞台とした古物ミステリですが、読んで気持ちが暖かくなれます(*´ω`*)

コミックス 購入履歴

※以下、ネタバレを含みます
連載は見ておりません。原作も読んでおりません。初見です。

歴史ある京都を舞台とした物語。
京都の寺町三条商店街にある骨董品店「蔵」。女子高生の真城葵はこの蔵のオーナーの孫、家頭清貴と知り合い、カフェが併設されているこの「蔵」でバイトすることに。
祖父に負けない(もしくは凌駕しているかもしれない)鋭い鑑定眼と、寺町三条のホームズと呼ばれるほどの鋭い洞察力をもつ清貴と葵の二人で店に舞い込む奇妙な依頼を解決していくというというのが大まかな流れ。

それにしてもこのマンガは原作が第四回京都本大賞受賞作だけあって、京都の歴史や風情、情緒あふれる展開はさすがとしか言いようがありません。ここまでよく調べたなーというのが正直な感想です。
マンガの帯などにはミステリーとありますが、人が死ぬとかありません。謎解きがメインで、そのナゾには古物であったり、京都ゆかりの事柄が関係していて、読み進めるうちに京都の歴史や風情に親しんでいくという展開です。

それにしても、このマンガというか物語、話の構成に隙がなさすぎだし、核となる登場人物のホームズこと清貴と葵はさながら現代京都に現れた名探偵ホームズというところでしょうか。京都風にアレンジされていて、主人公ホームズは京都大学の大学院生でハンサムでかっこよく仕事もできるが、いけずな京男w 既知感がありそうでなさそうなカンジのどこか親しみの持てる好青年。
葵は失恋したて?なのか微妙なところで清貴に出会い、諭され、「自分」を見つけるためにバイトすることになっています。

この物語は葵の成長の記録であり、清貴の伝説の始まりなのだと思いました。
心が暖かくなれるマンガです。静かに、ほっこり、一気に読み進めることが出来たマンガも珍しいです。このマンガは面白いです。

 

 

 



 




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